子供のころ読んだ漫画の影響力すごいですよね。

「鬼滅の刃」大ヒットですね。今回は昭和課長が子供のころ影響を受けた漫画、自分の子供が影響を受けた漫画を振り返ってみます。

漫画が心身の成長に及ぼす影響はとても大きいです。

まずは小学生時代に読んだ「学習漫画日本の歴史」

当時とは絵も内容も違いますが今もあるんですね。エンタメの少ない時代の地方育ちなので、NHKの大河ドラマとこの漫画が楽しみでした。出始めだったと思います。本屋さんに予約して1巻毎に発行される都度買いに行きました。歴史が好きになりました。戦国時代と明治時代がもりあがるのは昔も今も一緒です。各社出しているようですが、自分が読んだのは集英社でした。

スポ根 4部作

「巨人の星」「アタックNO1」「エースを狙え」「明日のジョー」いずれもテレビ放映されました。

当時漫画の影響もあって、野球、バレーボール、テニスをやる子供が続出。

ユーチューブにもアップされているので今も見ることができます。今みると滑稽なのですが当時は大真面目。多くの子供の心を捕らえました。「エースを狙え」には都会のハイソな高校生がでてきて田舎の少年にはカルチャーショックでした。

「明日のジョー」は少し社会性を帯びています。今読むと「巨人の星」も「明日のジョー」も戦争を引きずる時代の影響が描かれていたことに改めて気づかされます。子供のころ戦争はかなり距離感のある過去のことと感じていましたが今振り返ると自分が戦争があった時代からさほど遠くない時代に生きていたことに気づき驚きます。たいていのことは10年、20年もたてば若者には遠い昔話になるのでしょう。バブル世代の親父が得意になって昔語りをしても若い人が関心を持たないのは当然ですね。

明日のジョーの最終回「燃え尽きたぜ…真っ白にな…」という言葉は強烈でした。自分も燃え尽きたいと思った青少年がたくさんいたものです。

さらに「男一匹ガキ大将」「野望」「俺の空」と年齢に応じて青年劇画の世界に入っていきます。これも当時の青少年の心をとらえ大ヒット。昭和課長の知人には「男一匹ガキ大将」の影響を受けて政治家を志し地方議員になった男もいます。「男一匹ガキ大将」には株で儲ける話も出てきます。これが株式投資を知った最初の機会だったかもしれません。「野望」には会社の乗っ取り、株主総会、総会屋が出てきます。総会屋は今の時代表面上は一掃されてますから若い人が読むと新鮮かもしれません。

「俺の空」は知力・体力・財力何でもありのナイスガイ、財閥の御曹司安田一平の女性遍歴と成長のお話し。エッチなシーンに衝撃を受けながら人物のスケールの大きさに憧れたもの。

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カムイ伝は「漫画」の域を超えた作品。昭和課長のひと世代前のいわゆる全共闘世代に多大な影響を与えた政治的な作品です。この漫画が日本人の歴史観に与えた影響、ひいては日本社会に与えた影響は相当なものがあったようです。

次は自分の子供世代の漫画です。親の眼からみて影響が大きかったのは

「スラムダンク」「ドラゴン桜」

自分の子供は「スラムダンク」がきっかけでバスケットをやるようになり、成人してからもNYに行ってストリートバスケに混ぜてもらってきたというほどになりました。「ドラゴン桜」は受験生への影響が大きかったですね。ドラマにもなりました。「東大は人生のプラチナチケット」「バカとブスほど東大へいけ」というリアリズムが刺激的でした。漫画ながら学習参考書に相当するとの評価もありました。各教科の教えを漫画で描くという画期的なものでした。

子供が小学生低学年のころ「サバイバル」という漫画を買い与えたこともあります。「逞しさ」を養うのに良さげに思えたからです。

もう一人の子供に多大な影響を与えたのは「メジャー」でした。今でも全巻持っています。主人公 吉野吾郎が逆境に直面した時にみせる突破力に感動したようです。今でも、自分が逆境にあるとき「メジャー」のいくつかのシーンを思い浮かべることがあるそうです。

自分が子供のころ、漫画は本屋で立ち読みするかテレビで見るものでした。全巻買うのは過保護な親がいるボンボンだけでした。今、本屋さんの漫画はビニールでつつまれています。自分の子供は古本リサイクルショップに行って立ち読みしていたようですが、これも無くなってきました。今の子供たちはどうしているんでしょう。親がマンガまで振付けして読ませるのもどうかと思いますが。お金を出さないと手に入らないとなると残念ながらしょうがない。「良い漫画」図書館・児童館に置いてあったりするので、読みに行くのもいいんですが、コロナ禍でそれも・・困った時代です。

いずれにしろ時代背景は違いますが昔の漫画にも今の子供に響くものがあるかもしれませんね。

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