流行語大賞「悪い円安」、米株投資家が恐れるのは「悪い円高」

今年の流行語大賞のトップテンに「悪い円安」が入りました。しかしこのところ状況は一変しました。

昨日12月3日に発表された11月の米雇用統計が好調だったことをうけて円安ドル高が一気に進みましたが終わってみれば元の木阿弥、円高に戻ってしまいました。

ドルロング勢の屍累々状態かと。

日銀の金融緩和が円安とインフレを招いている批判していた人は、いざ円高に反転すると日本経済への悪影響を懸念し始めているのではないでしょうか。

「円安は全体としてみればメリットが優る」と言っていた黒田総裁の観方の方が正しかったと思います。すくなくとも米株投資家にとっては円安の方がメリットです。

ドル円は10月につけたピーク151円台から財務省の市場介入以後値下がりし続け、足元は134円台になっています。その値幅は約17円、11%。

12月のFOMCでは金利引き上げペースが鈍化する見込みですが日米金利差は依然として大きいため、また円安に戻ると言っている識者も多いようですがどうなることやら。

「専門家」の言うことを真に受けると馬鹿をみるのが相場の世界。ここまで方向感がはっきりすると140円台に戻るのはかなり難しい気がします。

ということで巷の相場観には惑わされず自分で考えて「悪い円高」に立ち向かいます。

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