目の付け所がシャープ(6753)でしょ

シャープは2016年経営の失敗により日本の大手電機メーカーとしては初めて外資(台湾の鴻海精密工業)傘下に入りましたが1990年代には他のメーカーには無い独自の着眼点で開発した商品が人気を博していました。その当時使っていたスローガンが「目の付け所がシャープでしょ」です。

実は、いま「シャープペンシル」と呼ばれている「シャーペン」はシャープの創業者早川徳次氏が1915年に早川式繰出鉛筆と名付けて売り出したものが始まりです。優れた商品開発の伝統がある企業ですね。

今回は我が家でリピ買いしている「目の付け所が良かった」シャープ製品をご案内します。それは冷蔵庫と洗濯機。ご存知の方も多いかもしれませんが、シャープ製品には他のメーカーには無い優れた機能があります。買い替えを検討中の方、新春には一人暮らしを始める方に参考にしていただければ幸いです。

冷蔵庫 どっちもドア

左右どちらからでも扉を開けられる冷蔵庫。これシャープの特許なのでしょう。他メーカーには無い便利機能です。

転勤、引っ越しの多い若夫婦の場合、住み替えする先々で、冷蔵庫のドアをどっちから開けるのが便利かが変わる場合もあります。そんな時にもこの機能があると対応できます。

こちらが、「どっちもドア」のついた容量が一番大きい商品。幅がスリムなので置き場所にも悩みません。

洗濯機 穴なし槽

洗濯機にはカビが付き物。長く使っていると黒カビが生えてきます。塩素系の洗浄剤で定期的に洗濯機のクリーニングをやっている方も多いでしょう。カビの原因になりがちなのが洗濯槽に空いている「脱水用の穴」この穴の周辺に余分な洗剤や糸くず等がこびり付いてカビの原因になります。

そこでこの穴自体を無くしてしまったのがシャープの「穴なし槽」。槽の側面にはカビが発生しません。いつも清潔な水で洗濯できます。

横型のドラム式高級洗濯機も魅力的ですが、実は竪型洗濯機の方が便利な面も多いです。洗濯途中で止めて、洗濯物を追加で投げ込んだりできます、洗浄力はドラム式より強いとされています。

海外駐在経験を振り返ると欧州では古くから横型ドラム式が多く採用されていますが、米国では竪型が多かったです。ドラム式は脱水時の音が大きかったですが、最近は改善されているんでしょうか。。

こちらがシャープの竪型で一番容量が大きい11kgの商品です。

シャープは2017年に東証一部に再上場を果たしていますが、こうした特徴ある商品を持つ企業が外資の傘下に入ったのは残念です。かつてモノづくりで世界を席巻した日本企業には優れた商品開発力が眠っているはずです。頑張ってほしいものです。

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