はじめに
ふるさと納税については皆さん良くご存知。なので、その説明は端折ります。意外に気づいていない注意点はつぎの2つ。
- 株式取引で儲かった場合には、限度額が増える。
- 各種の所得控除を使うと限度額が減る
総務省ふるさと納税ポータルサイト
総務省のサイトには次の説明があります。(読まずにスキップして構いません)
控除の上限額はどうすればわかりますか?
受けられる寄附金控除の額には上限があり、ふるさと納税を行った方の収入や他の控除等の状況によります。
具体的な上限額の計算は、お住まいの市区町村の住民税を担当する部署にお問い合わせください。
また、自己負担額の2,000円を除いた全額が控除される、ふるさと納税額の目安一覧と、収入と家族構成・寄附金額を入力して、寄附金控除額を計算(シミュレーション)するエクセルのシートを掲載していますので参考にしてください。
※掲載している表は、住宅ローン控除や医療費控除等、他の控除を受けていない給与所得者のケースとなります。年金収入のみの方や事業者の方、住宅ローン控除や医療費控除等、他の控除を受けている給与所得者の方の控除額上限は表とは異なりますのでご注意ください。
※社会保険料控除額について、給与収入の15%と仮定しています。
※掲載している表はあくまで目安です。具体的な計算はお住まい(ふるさと納税翌年1月1日時点)の市区町村にお問い合わせください
総務省
限度額計算におすすめのツール
寄付上限額を計算するために総務省が提供しているシミュレーション用のエクセルシートは使いにくいです。
おすすめのシミュレーターはこちらです。
楽天で返礼品を「購入」すると、自分の限度額と寄付履歴を同時に管理できます。
民間各社のシミュレーターは「簡易版」と「詳細版」に大別されます。入力が簡単な簡易版で上限を確認してもいいのですが、株クラ・個人投資家の皆さんは、株の儲けもあれば、各種所得控除を利用して節税もしているはず。
なので、詳細版で「限度額」を確認し無駄なく「ふるさと納税」を利用してください。
例えば、子供の国民年金を払って節税している場合、控除額も影響します。
まずは、前年の源泉徴収票をベースに概算値を計算し、「ふるさと納税」の枠を消化してください。
年末に株取引の利益やボーナス、各種控除等、変動要因が確定したら、改めて正確な限度額をシミュレーションし、それをベースに「ふるさと納税額」を微調整するのがよいでしょう。年末になってから一度に枠を消化しようとすると、返礼品が冷蔵庫に収まらないなんて人もいますから。
ちなみに、楽天ふるさと納税で
「お買い物マラソン」
「楽天カード」
を使えばポイントもザクザク。なお、事前エントリーはお忘れなく。
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