カルトから自分と家族を守る。小説「カリスマ」でカルト教団の仕組みを疑似体験

安倍元総理の銃撃事件を契機に注目されているカルト教団。

「カルト」でググるとこんな説明が出てきました。

「カルト」とは正体を隠した勧誘や不安を煽る教え込みによって信者を獲得し、指導者への絶対忠誠を誓わせ、信者から金銭や労働力の搾取を行い、脱会の自由を認めない団体であると一般的に言われています。

真宗大谷派 https://jodo-shinshu.info/oyc/cult/archive/post_1.php

歴史の長い宗教団体のホームページに載っている説明が検索の上位ににでてくるあたりが、微妙なものを感じさせますが、説明の内容は適切かと。

世間では、カルト教団批判や政府による規制を求める声が高まっていますが、こうした組織はいつの時代も雨後の筍のように育ち、麻薬のように浸透します。政府が規制しようとしても必ず「信教の自由」を盾に反対派が出てきます。ですから、誰かに守ってもらうことや規制に期待するのには無理があるでしょう。

個人でできることは、怪しげな人たちを嗅ぎ分けて、かかわりを持たないことです。

そのためには、まずカルトの実像、特徴をよく理解する必要があるでしょう。とはいえ、カルト教団に試しに入信するわけにもいきません。

そこで今回紹介するのは、欲望渦巻く「裏社会」を描かせては一流の作家「新堂冬樹」さんがカルト教団を描いた小説。新堂さんは工業高校を中退し10代のころから闇金で働いていたという異色の作家。『究極のエンターテインメント』『面白ければ何でもあり』を標榜している講談社主催の文学賞「メフィスト賞」の第7回受賞者です。

かつては、オウム真理教が学生を次々と信者にしてテロに利用した例がありました。世の中は純真無垢な若者を利用しようとする邪悪な存在で満ちています。カルト、キャッチセールス、ねずみ講、自己啓発セミナー、闇金で泥沼に嵌るまえに、こうした組織の実像を小説で疑似体験するのは有益かと思います。

カリスマ

カルト教団のリアル、利用する側の人、利用される人・・

漫画版

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