住宅購入を決断する前の30代夫婦に特に読んでおいてほしい1冊です。。
作家橘玲さんの数ある本の中でも、人生設計について具体的に解説している「世界にひとつしかない黄金の人生設計」です。
忙しい方は、「子供がいるなら家は買うな」の1節だけもで読んでください。より正確に言うと、「普通のサラリーマンで、子供に私立の学校で教育を受けさせる予定・見込みの人は家を買うな」という感じです。資産家や高収入だったり、子供が公教育だけで東大楽勝って人にはあまり関係ありません。
30歳で出産し、40歳で不動産を購入した家庭の貯蓄額の推移がシミュレーションされています。
賃貸生活をつづけた夫婦と持家を購入した夫婦では、天国と地獄という結果になっています。
その原因は、子供が中学に入学してから大学を卒業するまでの「大出費の10年」に不動産を購入した家計が持ちこたえられないことです。
自分がこの本を読んだ30代当時、住宅購入はやめてずっと賃貸暮らしをしてみようと思いました。
その結果がどうなったのか50代後半になった今、検証できます。
結果論ですが、住宅購入というリスクをとるより、株式投資というリスクをとった方がよかったと思います。いずれにしろ現実を良く認識したうえで、判断することをお勧めします。
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