2020年、株式取引の振り返り

まずはNYダウ平均、年初来の値動きです。

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  • 年初(2020/01/02)     $28,868.80
  • 安値(2020/3/23)     $18,591.93
  • 直近(2020/12/18)    $30,179.05

コロナショックで年初比35.6%安まで売られました。当局による財政・金融政策の全力出動が確認されると次第に回復、2番底を警戒しながらも史上最高値を更新して3万ドル台に載せました。直近では年初比4.5%上昇となっています。

年明けの話題は米中関係、大統領選でした。選挙の年は上昇のはずがコロナ禍で様相は一変。石油価格(WTI)がなんとマイナスに。代表的な石油株が第二次大戦後初の減配。一年を通じてワクチン株・テスラ・Zoomが主役の年となりました。とはいえ、WTIも直近$49.06まで回復しています。

当方の投資行動は世の中の流れに追随していただけ。まー、それでよいとも言えます。

年初はまだ、高配当銘柄代表の石油株残高を増やそうと考え、ロイヤルダッチシエル(RDSB)を買い増していました。NISA口座でBPまで買ってしまいました。その後石油株暴落のダメージをもろに受けることになります。

RDSBの年初来の動きはこちら。

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  • 年初(22020/01/02)$60.12
  • 安値(2020/03/18) $19.19
  • 直近(2020/12/18) $35.69

当方のRDSBの取引はこうでした。

約定日取引価格
2020/2/6買い53.49
2020/2/10買い52.00
2020/2/19買い51.09
2020/2/25買い49.24
2020/3/25買い29.21
2020/7/27売り30.61

コロナが顕在化する以前に買い増し、暴落に慌てながらも最安値を付けたあと最後のナンピン買い。その後、石油株の戻りの遅さに業をにやし、低迷は長期化すると諦め、損切り。

同時にグロース株での挽回を考え、テスラに乗り換え。

大損した直後ハイリスク投資で挽回しようとするのは傷を広げる下策というのが「常識」。次の一手をどうするか逡巡しました。

今更のテスラ参入は躊躇われましたが、ここは「節操なし投資」でトレンドに乗るが正解と考えました。思考停止で座して死を待つのが最低・・

テスラの年初来のうごきはこちら。

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  • 年初     $86.05
  • 2020/08/31 株式分割5:1
  • 2020/11/16 SP500採用決定
  • 2020/12/18 $695 
  • 2020/12/21 SP500に組み入れ

当方の取引はこちら。

約定日取引価格
2020年7月27日買付315.594
2020年7月27日買付328.194
2020年8月19日買付379.068
2020年9月1日買付485.54
2020年9月3日売却461.32
2020年9月16日買付440.94
2020年9月16日買付444.8862
2020年12月1日売却586.14

この上昇を全部とれた人は凄いですねー。

当方も、ずっと持ってればよかったわけですが、途中我慢できず2度利確しています。

儲かったとはいえ、反省しきりです。

今年の取引内容は、この2銘柄の取引が典型的でほかの銘柄でも似たようなことをやっています。

高配当株の損切り、利確をしながら、グロース株で失地回復を図るというものでした。

しかし、グロース株でも「うまみ」を完全には取れていません。臆病な取引で、なんとか総資産の回復を図って終わりとなりました。

ということで、いろいろやった挙句、今年の年末ポートフォリオ(総額約58百万円)はこうです。

  • VTI Vanguard Total Stock Market Index Fund ETF Shares
  • ARCC Ares Capital Corporation
  • キャッシュ
  • その他NISAで長期保有が少しあり。

シンプルな内容です。

高配当株はいろいろ持つより、残高を抑制気味にしながらのARCCだけが良いという気になっています。

1千万円で3%の利回りのポートフォリオを組むのも、300万円で10%の利回りの銘柄を持つのも配当金は同じ。ポートっフォリオ全体のリスクもさして変わらないと感じられるからです。その分キャッシュポジションを厚めにして、買い出動の自由度を確保しておきます。

この戦略の適否は、今後もう少し検討して考えを深めていきたいと思います。

増配を発表したばかりのSPYD:SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETFを少し追加するのもいいかもしれません。

SPYDは高配当投資家好みのETFでしたが今年は減配と戻りの悪さでずいぶん評判を落としました、その真価はもう少し見極める必要があります。

今年の取引のダメっぷりは、前述の通りですが高配当銘柄の長期保有に拘泥していたら、資産の回復はできていませんでした。無駄な取引もやってしまいましたが、コロナショックに萎えることなく、果敢に失地回復に挑んだという意味ではなんとか、及第の60点と自己採点しています。

とはいえ、定年までの貴重な1年を無駄に終えてしまった感は否めません。本来、今年は簡単に儲けられる年だったはず。

来年こそ「節操なし投資」で「定年までに1億円」に挑みます。

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