夢のマイホーム購入
庶民のマイホーム購入には住宅ローンの利用が付きものです。
金利が安い銀行を探して、ローンを申し込み。
やっと審査が通過、念願のマイホームにお引越し。
ついでに新車も購入。
子供はサピックスに通わせて、御三家に進学させたい。
順風満帆な人生。誰もが羨む幸せそうな家族。
あなたの住宅ローンは丸見え
ところで、住宅ローンを借りるときに担保になった自宅には銀行が抵当権を設定します。
それと同時に、あなたのローンの内容はこんな風に登記簿に記載されます。
これは全体の見本。
登記簿は誰でも閲覧可能
意外に知らない人が多いのですが登記簿は、あなたと全く関係の無い人が誰でも手数料さえ払えば法務局で取得することができます。日本中どこの物件でも可能です。
オンライン請求も可能ですから、東京にいながら北海道の土地の登記簿を取り寄せることも簡単。
あなたの借金は覗かれる
ですから、自宅を担保にお金を借りると、あなたの借金の内容を誰もが覗き見ることができます。
普通の人は他人の借金なんかに関心ありません。
あの人、高級マンション買って、クルマは外車、お子さんは中高一貫校。
高給取りなんでしょうね・・・
で終わるわけです。
でも、いろいろな事情で「その人」の資産状況を確認したい場合、いとも簡単に借り入れ内容を知ることができるわけです。
もっとも、返済がどの程度進んでいるかはわかりません。返済が終了すれば普通、抵当権の登記は抹消されます。
逆に、住宅ローンの返済も終わっていないのに学費のために追加でサラ金から借り入れをし、そっちにも担保提供しているなんてこともわかっちゃうわけです。
自分のお父さんが自宅を購入した時のローンの内容がわかったり、「え、あのオジサンが保証人になってたんだ」なんていう意外な発見もあったりします。
とはいえ、無駄にご近所さんの登記簿なんか見ていると無用なトラブルの元です。興味本位の覗きはやめておいた方がいいでしょう。
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