ケルヒャーのモバイルマルチクリーナーOC3
コンパクトで持ち運び可能なバッテリータイプの洗浄機です。
この記事はこちらの旧モデルの説明がベースですが、2024年に「OC 3 Foldable」が発売されました。
「OC 3 Foldable」は本体にセットできるタンクの水量が4Lから8Lに倍増したので、やはり新商品の方が便利です。
水道・電源が無い場所で利用できます。水圧は水道圧の約2倍ですが周囲に水が跳ねすぎないので都市部での利用にはかえっていいかもしれません。
ただし、水圧だけで洗車する「高圧洗浄」をしたいと思っている人には向きません。タオルを片手に水をかけながら汚れを落とす使い方に向いています。
ホースはどのぐらい伸びる?
洗車時に小箱のような本体を手持しないとホースが車の屋根に届かないのでは?
購入前に心配したのですが実際に使ってみたところ本体を地面に置いたままで支障はありませんでした。トリガーガンは意外に長く伸びるからです。
垂直に黒いホースを引っ張ると165センチメートル程伸ばすことができました。
しかし、本体を一か所に置きっぱなしでクルマ全体を洗えるほどホースを伸ばすことはできません。なので、前方・後方・右側・左側・・と、何度か本体の位置をずらす必要があります。それでも、バケツに水を汲んで洗うことに比べれば格段に楽ちん。
都市部の洗車事情
ガソリンスタンドの洗車機は一回500円~1,000円。手洗いを頼んだら2,000円~3,000円が相場。高いですよね。なので少々汚れていても洗車は我慢し、その結果汚れが落ちにくくなりがちです。
自宅に広い駐車場と水道の蛇口・電源があれば理想的ですが、マンションの狭い駐車場では無理。バケツの水を運んで洗うのは面倒です。とてもやる気になりません。
ケルヒャージャパンのホームページに載っている商品紹介では「クルマの軽い汚れ落とし」もOC3の用途の一つとされています。とはいえ(旧式)本体付属の箱型ポリタンク(4リットル)の水では全然足りません。なので、オプションの給水ホースも購入してバケツや大きいポリタンクにいれた大量の水を使えるようにするのが必須です。(新商品の8リットルでも洗車には物足りないと思われますが、給水ホースを使うよりは、途中で8リットルタンクに水を補給するほうが簡単かと)
こちらはオプションの給水ホース。
自分は15リットルのポリタンクを使いましたが、普通車1台の軽い洗車でちょうど良いぐらい。水はトリガーガンで効果的に散水できますから思っていたより少量で済みます。
しかし、夏日で車のボンネットが熱くなっているような日に洗車すると散水した水がどんどん蒸発して乾いてしまうので、より多くの水が必要になります。また、オフロード走行して汚れがひどい時などはスタンドに行った方が手っ取り早いでしょう。
都市生活者の軽い水洗いであれば、これで十分かと。
3時間充電して15分稼働できます。クロスでなでている間は散水を止めますから、稼働時間に不足は感じませんでした。
一旦、散水したうえタオルで車体を撫でまわして汚れを落とします。そのうえで再度散水。最後に乾拭き。
こんな手順で水だけで洗いました。洗剤を使う洗車はタイヤの劣化を早めるという説もありますからマメに水洗いするのが良いと思いました。
こちらは製品スペック
ベランダに水道が無いマンションで網戸を洗うのにも便利です。いろいろ重宝します。
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