こちらはNHK朝の連続ドラマ、ヒロインのファミリー。
ヒロインのお兄ちゃんは、こんなキャラ
舞の3歳上の兄。油の匂いと機械音がうるさい工場の町が子どものときから嫌い。勉強が得意でプライドが高く、早く工場町から抜け出して大金を稼ぎたいという野心を持つ。大学進学で家を出て両親を心配させるようになるが、妹の舞がとりなそうとする。
https://www.nhk.or.jp/maiagare/cast/week04/iwakura_haruto.html
就職が決まった東大生のお兄ちゃんと父との会話
「学生時代に株で2千万稼いだ、就職しても仕事は3年でやめて、投資で大金を稼ぐ」
今流行りのタイプですよね。
「良識のある大人」はこういう若者に批判的な目を向けるわけですが・・・
でも金融機関や大商社のやっていることは、ほとんどこれ。金で金を生んでいるだけ。
公共的な使命、経済の血液、新産業への投資とか「いいような建前」はありますが、個人投資家が投じた資金だって実業の資本の一部として経済を支えるのに役立っているとみることもできます。
大組織で他人資本を利用してやっているか、個人で自己資本だけでやっているかが違うだけです。
金融機関には決済や資産管理等の「装置産業」としての側面がありますが、実はこれらの担い手は外注業者と相対的に低賃金の事務職員です。
また、金融機関は個人では取れない大きなリスクを引き受けることができるわけですが、リスクを取って投資で儲ける仕組みは個人投資も同じことです。
そう考えると大学生が金融機関や総合商社に就職することと、個人投資家になることにさしたる違いはありません。むしろ個人で勝負する方がチャレンジングな人生選択。若者に相応しい。
とはいえ、日本の若者がみな座業で金儲けする人ばかりでは困ります。モノづくり、体を動かすサービス提供、そうしたことに喜びを感じる人がいなければ社会は成り立ちません。(自分のことはさしおいて)
自分は「金儲けを美徳」と考えるアメリカ精神には肯定的なのですが、同じ金儲けでもモノづくりで金持ちになったイーロンやジョブス、パナソニックの松下幸之助、HONDAの本田宗一郎、ソニーの盛田さん等々は、JPモルガンのダイモン会長より遥かに偉大だと思います。
もちろん貧乏な人生より、なんであれ合法的に金持ちになるのは、ずっと「まし」ですけど。
ま、NHKのことですから、モノづくり賛美のストーリー展開にはなるんでしょう。
ちなみに、NHKの受信料は高すぎます。
対してNHK受信料はこれ
NHKは全世帯から強制徴収できるので月額300円もとれば多すぎるぐらいでしょう。料金徴収を水道、ガス等の公共料金の徴収インフラに相乗りさせれば受信料徴収コストは激減します。
どう考えてもNHKと受信契約するより、テレ東BIZ+Netflixの方が満足度が高いです。朝ドラよりNetflixのエンタメを観たいです。「選択の自由」を認めてほしいです。
朝ドラのお兄ちゃんなら「そんなの、どうでもいいよ。テレビなんか持ってねーし」言いそうですね。
では、また明日。
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