ワイシャツの値段はどういうことになっているのか? インフレと日米価格差

サラリーマンの必須アイテム、白いワイシャツ。その価格が今どんなことになっているのか確認してみました。

好きなブランドの価格比較

下表は自分の好きなブランドの価格一覧です。米国のファッションブランドの商品は現地の通販サイトと日本のサイトで比較しました。

ブランド価格
Brooks Brothers(米)$128
Brooks Brothers(日)¥20,900
Lands End(米)$62.95
Lands End(日)¥7,590
メーカーズシャツ鎌倉(日¥5,900
ユニクロ(日)¥2,990

Brooks Brothers

Brooks Brothersはアメカジで育った世代には憧れのブランド。スーピマコットンのピンポイントオックスフォード生地のシャツは通気性が良く、やわらかいシルクのような光沢。本当はこのシャツが欲しいのに値段が高いので安物で我慢した人も多かったものです。

アマゾンでも販売しています。

円安の影響もあるのかもしれませんが、内外価格差が大きいです。

Lands’ End スーピマピンポイント

Lands’ Endはアメリカンカジュアルの大手通販サイトです。安価で良質、ベーシックな定番商品を提供していることで定評があります。ユニクロは創業当時Lands ’Endを目標にしていると言われたものです。

そのLands’Endが提供しているオックスフォードシャツは、Brooks Brothersの商品に近い品質で割安です。自分は一貫してこのシャツを愛用してきました。セールの時期に海外サイトでまとめ買いしていました。

25年前の価格は$30ぐらいだったと記憶しています。セールの時には$20台になりました。日本では長いデフレの間に何でも安くなりましたが、米国ではちゃんと2倍近い値段に値上がりしています。

ちなみに、Lands’ End は日本法人でも通販をしていますが、米国サイトより品数は少ないです。

メーカーズシャツ鎌倉

日本のメーカーで品質と価格のバランスが良いと感じるのはこちらのシャツ。Lands Endと同じゾーンでの価格設定ですね。

定番のオックスフォードが5,900円

クラシックフィット/オックスフォード

最高級な綿として君臨しているシーアイランドコットン(海島綿)を使ったシャツが8,900円。これがBrooks、Lands’’endと同程度の品質かと

クラシックフィット/オックスフォード

オーダーでワイシャツを仕立てる人もいますが、そこまでやらんでも、少しゆとりのある人はこのぐらいのシャツを利用したいものです。

ユニクロ

やっぱり安い。品質も年々良くなっていますよね。

スーパーノンアイロンシャツ(ボタンダウンカラー・長袖)

まとめ

ビジネスカジュアルが浸透し、サラリーマンが無駄に高い洋服代を費やすのは時代遅れ。

「ユニクロでいいよ」ということになりそうです。最近はユニクロを高いという人も増えてきたようですが。。。

自分のサラリーマン時代を振り返ると円の最高値は70円台。ロンドンでタクシーに乗った時、運転手さんに「日本人は円が強くていいなー、なんでも安いだろー」と言われました。

この当時マンハッタンのマディソン通りにあるBrooks Brothersのお店に行ったことがあったのですが、店員同士が「カモが来た」という目で合図を送りあいながら近寄ってきて、次々と商品を奨められたものでした。日本人が爆買いに来る中国人と同じように観られていた時代でした。

過去の栄光はともかく、日本人はデフレ期間もグローバリゼーションの恩恵を受け「新興国」の安価な製品(ユニクロ)で生活の質を維持してきたわけですが「新興国」の賃金上昇と円安の進行でグローバリゼーションの恩恵も限界に近づいているようです。

若者の間ではFIRE+ミニマリストが流行っていますが日本にはもうお洒落で高価な身の回り品を欲しがる若者は絶滅したのでしょうか?ダンディーで気を吐いているのは麻生元副総理ぐらいになってしまいました。

ということで、2022年も引き続き米株投資でドル建て資産を形成しておくのが正解ということになりそうです。海外通販に興味を持たれた方は、こちらの記事もご一読いただければと思います。

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