鼻うがい用品ランキング

花粉症歴40年の昭和課長が実際に使ったことのある商品を比較しました。

評価のポイントは

  • 器具の衛生管理の容易さ
    • 構造がシンプルで洗いやすく水切り、乾燥しやすいこと
  • 水流
    • 水流を程よいレベルに自分で調整しやすいこと。
    • 十分な量の洗浄液を一度に器具に満たすことができること
  • 洗浄液:次の3種類に大別されますが、一長一短あります。
    • 生理的食塩水(濃度0.9%、例えば500mlに中さじ(5g))を自作して使用する。
    • 器具と一緒に1回分の精製塩等の包みがセット販売されている。水に溶かして使う。
    • 専用薬液を使用する。

鼻うがいしたあとは鼻の奥に水が溜まったままにならないよう、しばらく下を向いて溜まった水を出しておくことが大切です。日本の水道は衛生的なので一度煮沸した水や精製水を使うことにこだわることも無いと思います。ただ、水が長時間鼻の中にたまった状態にしておくと炎症を起こすことがあります。やりすぎにも気を付けてください。花粉の時期はやりすぎて炎症を惹き起こすことがあります。ご利用に際しては使用説明書等に従っていただくようお願いいたします。

Neil Med ニールメッド

シンプルな形状のボトルは洗いやすく衛生的。商品説明に「定期的に、電子レンジでの除菌をお勧めします。乾かした状態のボトルとキャップを、500〜600wの電子レンジで60秒加熱してください。」「衛生のために3ヶ月に一度交換してください。」とあります。使い捨てを奨励している潔さが良い。ボトルは程よい柔らかさで水勢の調整が簡単です。洗浄液の量もちょうど良いです。ボトルの口が小さく精製塩を入れにくいところが減点です。

鼻ノア

洗浄液を自分で作る必要がないのが良いです。鼻うがいでは不潔な水の使用による弊害が問題視されていますが、その心配がありません。デメリットは洗浄液が高いことです。それからボトルが小さすぎ。もう少したっぷり使いたいという感じがします。鼻ノアの洗浄液をニールメッドに入れて使うのが一番良いと思います。ちょっと贅沢ですがコストが気にならない人にはこの組み合わせがベストです。

ナサリン

スエーデンで開発された商品です。シンプルな形状で洗いやすいです。ニールメッドのような細いチューブが無い分、こちらの方がすっきりしています。液量も十分。水勢も強くできます。悪い点は洗浄液の吸い込み・押し出しがちょっと大変なことです。押し子と外筒の間にあるガスケット(黒いゴムの部分)が滑らかに動きにくいです。シリコンの筒先を鼻に押し当てたまま押し子を動かすのはちょっと難しいです。洗浄液を作るための専用精製塩もありますが、これを溶かす容器も必要になります。

アルガード 花粉・ほこり・雑菌 鼻すっきり洗浄液 爽やかなミント系 ミスト洗浄 100mL

この商品は洗浄液を作る手間がありません。スプレーボタンを押せば、鼻孔に泡のような液体が入っていきます。使いやすいです。使い捨てですから、用具を洗って干したりする手間もありません。いいことづくめという感じです。しかし、やってみると「うがい感覚」とはちょっと違います。泡のスプレーですから。「うがい」並みに液をスプレーし続けるとすぐに使い果たしてしまいます。コスト高ですね。類似品で容量が多く安価なものもありますから、それらで自分に適しているかどうか試してみるのが良いでしょう。

タイヨー ハナシャワー 250CC ブリスターパック

この商品はずいぶん古くからあります。医療品メーカーが一般顧客用に鼻洗浄器具を売り出した「はしり」ではないかと思います。ロングセラーですから一定の評価はあるのでしょう。しかし見ての通り構造が複雑で、洗って清潔に保つのが難しい感じです。昭和的な印象の商品です。

ランキング1位のニールメッドの日本での販売は比較的最近のことです。自分の長い鼻洗い歴を振り返ってもこの商品が一番です。これ以上特段改良の余地はありませんが、米国ではもっと大容量の商品が売られています。鼻洗いに慣れると、もっとタップリの洗浄液で洗いたくなります。いずれ日本でも販売されるでしょう。

鼻うがい サイナスリンス WEB動画 30秒 つわもの編

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