米金利上昇、米国高配当株より外貨預金?

2022年9月21日、いよいよ注目のFOMC

21日(水)日本時間22日午前3時結果判明

米連邦公開市場委員会(FOMC)会合-予想は0.75ポイントの追加利上げ

直近発表の8月消費者物価コア指数(CPI)は前年比6%超の高い伸びを記録。CMEのFedWatchによると、9月15日時点で9月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が3.00-3.25%以上となる確率は100%。また、インフレ持続を受けてFF金利の誘導目標水準は2023年にかけて4%台に上昇する可能性が高まっている。

REUTER

FEDの金融引き締めが始まって以来、金利がずいぶん上昇しました。

こうなると、配当目的で米国株を保有しているより金利をえられる元本の安定した金融商品にシフトする方がいいのでは?

そう感じます。

米国高配当株より米ドル定期?

そこで、改めてドル預金に注目してみました。

ちなみに昨日(2022年9月19日)基準の米優良株3銘柄の配当利回りは次の通りです。

  • The Coca-Cola Company(KO): 2.94%
  • The Procter & Gamble Company (PG):2.64%
  • Johnson & Johnson (JNJ):2.7%

一方、住信SBIネット銀行ではドル1年定期に4%のキャンペーン金利を付利しています(ただし、円からの預け入れ限定)。

米国優良株の配当利回りを凌ぐ利回りになっています。

通常の金利はこちら。

4%の金利は魅力的です。

米ドル預金をするには、預け入れ時と払い戻し時の通貨交換に為替手数料がかかります。また、利息には源泉税も課されます。ですから4%をそのまま享受できるわけではありません。

しかし、米株の配当にも税金はかかりますから相対的に有利な感じは否めません。

住信SBIネット銀行の為替手数料?

外貨預金をするために銀行店舗に行くと高い為替手数料(1ドルあたり1円)を抜かれますが、住信SBIの為替手数料は1ドルあたり6銭と割安です。

メガバンではインターネット取引でも25銭の手数料がかかります。以下は三菱UFJの為替手数料です。

どうせ外貨預金をするなら、住信SBIを利用するほうが有利なのは自明ですね。

米ドルの金利水準?

こちらは、大手米銀JPMorgan chase のホームページに掲載されているCD(譲渡性預金)の期間別金利です。一般預金者向けの金利は1%以下ですから、米国内の個人向け預金金利に比べるても日本の銀行の外貨預金金利は高いです。

こちらは、銀行が市場から米ドルを調達する場合の市場金利LIBORです。(London Interbank Offered Rateの略で、インターコンチネンタル取引所(ICE)が計算して公表するロンドン市場での銀行間取引金利)

日本の銀行は米銀のようにリテールマーケットで巨額の米ドル資金を低利で集めることはできませんから、必要に応じて市場から米ドルを調達しています。

直近9月16日に市場から期間12か月で米ドルを調達する金利は4.67214%になっています。外貨預金の顧客に4%の金利を払っても市場から調達するより割安なわけです。

逆に、お客さんから4%で調達した資金を市場で運用すれば0.67214%の利ザヤを抜くことができます。

ですからキャンペーン金利といっても住信SBIが出血サービスをしているわけではありません。

とはいえ、お客さんの取り分を多めにしているわけですし、米国内での個人向け預金金利よりはかなり高い利息を付利しています。

米ドルMMFもドル資金運用の選択肢

低金利に慣れ切ったので金利を意識することは殆どなかったのですが、改めて米ドルMMFの金利水準を確認すると、2%に近付いています。

流動性が高いことも考え併せると米株購入用のドル資金を待機させておくには良い運用先になってきました。以下はSBI証券で取り扱っている米ドルMMFの利回りです。

結論

住信SBIネット銀行の米ドルキャンペーン金利には、お得感があると思います。

しかし、向こう1年間の為替変動リスクはかなり高いと思われますから高金利のメリットと為替変動による元本毀損のリスクを天秤にかけて投資判断をすることになります。キャンペーン金利は円から投資する人だけに適用されますが、自分なら今から高いドルを買って1年物定期に預ける気にはなりません。とはいえ、ドル安のリスクは米株を保有していても同じことですから、まだまだ円安が続くとお考えの方にとっては良い運用手段です。

いずれにしろ、証券口座に米ドルの余裕資金を無駄積みしているSBI証券ユーザーは、ネット銀に米ドルを振り替えてドルのまま通常金利の定期預金にしておくとか、SBI証券の口座内でMMFにしておく等、余資運用を積極的に考える時期になってきたと思います。金利がずいぶん上昇していますから、証券口座に無駄積みしておく習慣は見直し時です。

参考にしていただければ幸いです。

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