ベストスコア135、平均150。他人と一緒にコースを回れるレベルではありません。レッスンを受けたこともなく、我流でつきあいゴルフをたまにやっていただけ。ゴルフが楽しいと思ったことはありませんでした。
でも、ゴルフ場を歩くのは好き。クラブハウスのお風呂も好き。なのでゴルフを楽しめるようになりたいと思い、50代になってもう一度トライしてみることに。
1999年に買ったCallawayを引っ張り出しました、アイアンはともかく、ドライバーのヘッドの大きさが今では全く変わっています。当時買ったのも名前は「BIG BERTHA WAR BIRD」だったんですが、今見ると全然BIGじゃありません。ドライバーとフェアウエーウッドだけ買い換えました。
しかし下手すぎるゴルフは相変わらず。今更レッスンを受けるのには躊躇いがあり、ユーチューブでいろいろなレッスン動画を見ては真似てみたのですが改善はみられませんでした。
そんな状況を打開してくれたのが今では有名になったgold one golf school の板橋 繁さんのレッスン動画。(無料です)
自分が見たのはオーストラリアから発信していた素人っぽい初期の動画です。日本でこれまで常識とされていたスタイルとは全く違うスイングを提唱されていました。
スイング中に手首を決して返さない「ノーリストリターン」スイング
体の回転でヘッドスピードを上げる「軸回転」スイング
クラブを寝かせて「まーるく」振る「シャローでラウンド」なスイング
トップのポジションをまったく意識しない「ゼロトップ」スイング
グリップが常にヘッドに先行する「ハンドファースト」スイング
科学的ゴルフ上達法 板橋繁 講談社BLUE BACKS
多くのゴルファーは、インパクトの形が「アドレスの再現」だと誤解しています。そのため、インパクトでアドレスの形に戻すにはどうすればいいかを考え、そこから逆算してスイングを作ろうとします。
しかし、実際のインパクトではアドレスしたときよりも腰が回転していて、グリップもはるかにボールを超えていきます。インパクトから逆算してスイングを作ろうとすると、絶対に理想とするクラブの動きを実現できないのです。
科学的ゴルフ上達法 板橋繁 講談社BLUE BACKS
「インパクト=アドレスの再現は間違い」
「オンプレーンスイングは間違い」
という指摘が自分にとっては大きな気づきでした。
20年近く囚われていた常識を全く否定する内容でした。
言われてみると、「そこができない」と思っていたことが根こそぎ「そんなことやらんでいい」という教え。リストリターンのタイミングなんて、どんだけ悩んだことか・・
これまで「真っすぐ引け」とか、「打点で手首を返す」とか「トップの位置がどうこう」とか言われてきたことが、全然違うじゃん。
早速、練習場に行って板橋理論を試してみました。
なんと!
これまでなかなか上がらなかったボールが気持ちよくあがりました。
えー!
衝撃的でした。
ちょうど板橋さんのレッスン動画が人気になりかけていたころで、どんどん追加の動画がアップされていました。会社から帰ると毎晩これを見て勉強。週末には練習場へ。
下手くそすぎてコースに行くのは抵抗があったのですが、我慢してつきあってくれる高校時代の同級生に連れて行ってもらいました。
自分にとっては奇跡的スコア110で回ることができました。やっと周りに迷惑をかけずに済むレベルに。
うれしい。
コースでボロボロになって周りに迷惑をかける悪夢を見ることがたびたびありましたが、悪夢から抜け出せそうです。
板橋さんはその後ブレークして本を出版されています。ご存知ない方にはぜひおすすめします。レッスン動画はユーチューブで無料でみることができます。
素人っぽい動画をアップしていたころからの初期の「信者」として板橋さんの成功もうれしいです。もっと早く出会いたかったです。
こちらの本は、板橋さんがブレークした後に発行された処女作です。
間違いだらけの「ジャパニーズゴルフ」と「世界標準スイング」の違い等、板橋さんが提唱されているスイングを理解する初めの1冊として適しています。
ちなみに、板橋さんの解説は初期のころから変わったこともあります。前に言っていたことと違う?と思うことがたまにあります。
最近の解説では、バックスイングでフェースが「ドン開き」、腰の高さでフェースが上を向くくらい開くと指導しています。2022年4月に発行されたこちらの本で最新の理論を取り入れています。
腕の構造の説明と橈骨軸の使い方に新味があります。イラストが多くわかりやすいので、前出の本と併読するのがお勧めです。
本の内容への質問にユーチューブで答えています。こちらもお勧めです。
こちらは練習用ショートクラブ。狭い部屋でのスイングチェックに最適です。単なる短い棒にフェースがついているだけというシンプルなものですが、そこがよいです。フェースの動きを確認しながらスイングできるのが良いとこです。
自分はamazon Fire Stickを使ってユーチューブ動画を大画面に映し、板橋さんのスイングを真似して素振りしています。
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