YKK・旅籠屋、非上場株を売買できる「株主コミュニティー」とは?

有望な会社をみつけたので株を買おうと思ったら非上場株だったという経験はありませんか?

非上場株には成長企業もあれば、地域に根差した歴史のある伝統企業もあります。

例えば素泊まりのロードサイドホテルを展開している旅籠屋。ファスナー・サッシで有名なYKK等です。

この記事はそんな非上場株を取引できる「株主コミュニティー」の説明です。

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株主コミュニティーとは

日本証券業協会 制度概要

株主コミュニティとは、地域に根差した企業等の資金調達を支援する観点から、非上場株式の取引・換金ニーズに応えることを目的として、2015年5月に創設された非上場株式の流通取引・資金調達の制度です。

株主コミュニティとは、証券会社が非上場株式の銘柄ごとに株主コミュニティを組成し、これに参加する投資者に対してのみ投資勧誘を認める仕組みです。

株主コミュニティの参加者としては、その会社の役員、従業員、その親族、株主、継続的な取引先といった会社関係者のほか、新規成長企業等への資金供給により成長を支援する意向のある投資者や、地域に根差した企業の財・サービスの提供を受けている(又は受けようとする)ことから株主優待を期待する方などの非上場株式の取引意向のある方等が想定されます。

日本証券業協会

株主コミュニティー銘柄・取扱証券会社

2021年9月現在、運営会社は次の6社です。

各証券会社の取扱銘柄はこちらで参照できます。いわゆる地場証券が多いですが、プライベートエクイティー(未公開株)への投資に注力している「みらい證券」が比較的多くの銘柄を取り扱っています。

取引方法(例:みらい證券)

みらい證券がホームページに掲載している説明です。

現状ではネット取引不可。売買成立はいつになるかわからない等、取引の仕組み上やむをえませんが不便です。

雑誌の特集記事

こちらは「株主コミュニティー制度」について掘り下げた雑誌エコノミストの金融面特別編です。

取引のリスク

非上場銘柄は上場銘柄に比べて開示情報の質量が少なく、一般論としては倒産・解散の可能性も上場会社に比較して大きい先が多いと言わざるをえないでしょう。価格変動も大きく、自分が希望するときにいつでも市場価格で売買できるというわけにはいきません。なので、十分リスクを理解したうえで取引する必要があります。

こちらは日本証券業協会のHPにおける解説です。

株主コミュニティー銘柄の特徴・リスク

リスクもありますが、楽しみな投資対象という気もします。

毎度ながら、投資は自己責任でお願いします。

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